条件に合う物件はどう探す?
失敗しない工場・倉庫の賢い探し方

2023.12.08
事業展開を行う際に、倉庫・工場を賃貸または、購入するケースがありますが、倉庫・工場は一般的な不動産と比べて物件数自体も少なく、なかなか条件に合う物件を探すことが難しいケースも多いものです。また、探し方によっては物件探しに失敗してしまうケースもあります。そこで本記事では、自社の条件に合う倉庫・工場を探すためのポイントをご紹介します。

倉庫・工場の物件の探し方

倉庫・工場の物件を探す方法は、大きく分けて3つあります。

①:ポータルサイトにて検索する

1つ目の方法は、倉庫・工場などを専門としているポータルサイトにて、条件を選択して物件を探す方法です。

ポータルサイトでは、物件の面積、エリア、賃料、設備など、さまざまな条件で検索することができます。また、物件の画像や動画を掲載しているサイトもあり、物件の雰囲気を事前に確認することもできます。
ポータルサイトを利用すれば、幅広い条件でさまざまな倉庫・工場の物件情報を比較できるため、効率的に物件を探すことが可能です。

②:銀行に相談する

2つ目の方法は、銀行に相談して物件を探す方法です。

多くの銀行には融資事業部の他に不動産事業部があり、大手の不動産会社や支店地域の不動産会社と提携しています。そのため、相談すれば競売物件に関する情報提供や優良物件の紹介など、物件探しのサポートやその後の融資も含めてスムーズに対応してもらうことができます

③:不動産会社に相談する

3つ目の方法は、不動産会社に相談して物件を探す方法です。

不動産会社に直接ご相談することで、ポータルサイトに掲載されていない、未公開の物件情報を獲得できます。また、不動産会社は、倉庫・工場の物件に精通しているため、ニーズに合った物件を探すためのアドバイスをもらったり、契約手続きなどの煩雑な作業を代行してもらったりすることも可能です

どちらの方法で物件を探すかは、企業の状況やニーズによって異なります。効率的に物件を探したい場合は、ポータルサイトを活用するのがおすすめですが、未公開物件情報を知りたい場合や交渉のサポートを受けたい場合は、不動産会社に相談するのがおすすめです。

倉庫・工場の物件を探すときの5つのポイント

ポータルサイトで探す場合でも、不動産会社に相談する場合でも、好条件の物件を探すためにはポイントを押さえることが重要です。そこで以降では、倉庫・工場の物件を探す際のポイントを5つご紹介します。

ポイント①:条件を定める

まずは、倉庫・工場の物件の検索条件を定めましょう。料金やエリア、耐用年数などを設定し、検索数によって、条件を調整していきます。

検索条件の中でも特に重要なのは、物件のエリアや用途地域※です。
線引き前(区画整理事業の開始前)に建設された物件を購入する場合、使用用途の申請を行った時に自治体からの許可が下りないことがあります。購入後に許可が出ないといった状態に陥らないよう、物件検索の段階から希望するエリア内の用途地域の種類を確認しましょう。
インターネットで「○○市用途地域」と検索すれば、用途地域ごとに色分けされた地図情報が見れます。

エリアを定めたら、そのエリアに対応した不動産会社を選定することも重要です。不動産会社のほとんどは地域密着型で、たとえ全国展開している不動産会社でも、支店がないエリアの問合せには対応してくれない可能性があります。そのため、良い条件の物件がなかなか見つからない場合は、希望するエリアに対応した不動産会社を選定し、物件探しを相談することが大切です。

※用途地域:建築できる建物の種類、用途の制限を定めたルール

ポイント②:改修・改装が必要になることを念頭に置く

倉庫・工場の物件の場合、購入してすぐにそのまま使用できるとは限りません。倉庫・工場のメンテナンスや、実際に使用するために内装を改修・改装することが必要になる場合が多いです。
そのため、購入金額だけではなく、購入後の改修・改装費用も考慮した物件探しが重要です。

ポイント③:使いやすいか確認する

物件の条件面だけではなく、購入後の使いやすさも確認して選定することも重要です。物件探しを行っていると、好条件でありながらも売れ残っている倉庫・工場が見つかることがあります。

このような物件は、例えば前面道路の幅が狭かったり、高速道路のインターチェンジから距離が離れていたりするためにトラックが搬入しにくい可能性があります。このように、倉庫・工場の料金やエリアなどの条件が良い場合でも、実際は使いにくい物件の場合があるため、事前に不便な点がないかも含めて確認しておきましょう。

ポイント④:不要になった際の処理も考慮しておく

倉庫・工場を購入する際には、その物件が不要となった後の処理についても考慮しておくことが重要です。例えば、交通利便性の良い物件を選ぶことで、倉庫・工場として不要になった際にも他事業者へ売却したり、賃貸物件として展開したりすることで収益を得ることもできます。

このように、物件を購入する際に、売却時の処理まで計画しておくことを出口戦略といいます。出口戦略を決めることで、後々物件を売却する際の高額査定につながったり、物件の適切な売却タイミングを逃さずに売却できたりします。

ポイント⑤:内見など実際に足を運んで確認する

ご紹介したようなポイントを抑えたとしても、実際に倉庫・工場に足を運んで自分の目で物件を確認しなければ、分からないことも多いため、内見することも重要です。
例えば、大型のトラックが通行できない、近隣が住宅街なため騒音に対する考慮が必要である、改装済みとされているが適切な改修がされているとは限らない、といったケースがあるため、足を運んで確認することが大切です。

倉庫・工場の条件に合う物件を探すなら正和工業にご相談ください

いかがでしたでしょうか。倉庫・工場を探す際は、先述した探す際のポイントを押さえると良いでしょう。
倉庫・工場の売買は一般的な不動産と比べて特殊なケースが多いため、不動産会社へ相談する場合は、倉庫・工場に関する専門的な知識を持つ不動産会社に相談することが重要です。

正和工業では、倉庫・工場の物件探しをしている方に向けて物件紹介を行っています。関東圏を中心に倉庫・工場の物件紹介を行っており、建設会社でもあるため、倉庫・工場に関して専門的なノウハウを保有しています。具体的に以下のようなサービスを提供しています。

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このコラムを書いたライター

編集者
正和工業マーケティングチーム
正和工業は、20,000件以上の施工実績を持つ総合建築企業です。
培った技術力・ノウハウを活かし、不動産仲介サービス「ZEUS INBEST」を通して物件に関する情報提供から管理・リノベーションまでサポートいたします。
コラムにて物件売買に役立つ様々な情報を紹介しています。